バラと藤とかすみ草

こじらせるだけこじらせたヲタク女がただ気まぐれに書きなぐるだけ。だいたいR18です。ご連絡はTwitter:@sawa_camelliaへ。

【R-18/感想なぐり書き】抱かれてから始まる恋・抱かれてから始まった恋~小毬編~

【R-18作品+ネタバレありになります。苦手な方は閲覧をお控えください】

 

久しぶりに心を抉られてつらいので深夜の勢いで書きなぐります。
もうずっと前,かなり若いころの忘れかけていた記憶を一気に思い出してしまって,大泣きしました…。
そして感想と言いつつほぼほぼ自分の戯言になってしまいましたごめんなさい…。

深夜の勢いということで見つけてしまった方は温かい目でお読みください。

櫻井さんはわるまほのシンデレラ編以来かな…と思います。

ストーリーは公式サイトにもある通りですが,極度の寂しがりでチャラ男の小毬をなんとなく家に上げてしまって,それから…というもの。

この小毬というキャラが私にとって曲者でして。
両親が離婚している+年下+関西弁+喫煙者という。
なんで抉られるって,私が似たような,というかほぼ同じ境遇の子といろいろあったからなのです。
なんとなく,私たち(?)が見られなかった未来を見ている気がしてしまい。
小毬くんとヒロインちゃんには幸せになってほしい…本当に。
そしてヒロインも私と同じでタバコ苦手なんですよね…もういろいろと重ねてしまう。

私の場合はさすがに拾って家に上げる…ということはなかったのですが,
相手の子("Aくん"としましょう)は(ありがたいことに)私に一目惚れだったそうで。
私には交際相手がいたので,「付き合えない」と言ったのですが,
「それでもいいから付き合ってほしい。結婚したいくらい好き。できないなら今すぐ死ぬ」という感じ。
今ならきちんとお話できる気がするのですが,
当時の彼氏が人生で初めてお付き合いした方だったというくらい恋愛経験も,異性と話す経験すらほとんどなかった私にとっては,どうすることもできなかったので,残念ながらヒロインちゃんと小毬くんのように幸せな未来は待っていませんでした。

私の傷を抉ったのは重要なアイテムでもないかもしれないですが,タバコ。
昔からなぜかタバコってすごく私の心をざわつかせるというか,とても揺さぶるのです,悪い意味で。
なので,私は本当にタバコが絡む物語が苦手なのです。

小毬くんは寂しくなるとタバコに手が伸びてしまうんですが,Aくんもそのタイプ。
ベランダで吸うのも一緒。
小毬くんは最終的にタバコに逃げるのをやめよう,ときっぱり言えるのが本当にえらいですね。
ヒロインちゃんのおかげ。
どうかこのまま,ヒロインちゃんのために手を伸ばさないでいて。
(私のようにタバコにざわつくヒロインちゃんだったら大変!)
でも,ヒロインちゃんはそんなのきっとお見通しでしょうね。
余裕の表情で小毬くんの口を塞いでほしい!と願ってやみません。
ただ,このヒロインちゃんなら小毬くんは気づいたらタバコなんてやめていそうですね。
タバコで埋め合わせをするより,ちょっと我慢したキスのほうが,
ずっとずっといいっていうのを彼に刷り込みそう(笑)

でも,私の場合,そうはいかなかった。
私は交際相手がいて付き合うことすらできないし,そもそも私たちが会ったのはちょっとしたイベントで,普段はとてもじゃないけど会える距離ではないのです(飛行機を使わないと会えないくらい遠い)。
ただAくんから連絡は来るうえ,「また寂しくてタバコ吸ったよ,ねえ?」というようなメッセージが飛んでくるたび私は吐き気を覚えるぐらい心がざわつく。
じゃあ当時の彼と別れてAくんを救えばよかったかというと,残念ながら理由はたくさんありますが,Aくんを好きにはなれませんでした。

なので,きっかけが何であれ,こうして想いが通じ合った二人には,私(とAくんの分まで)幸せになってほしいな,と思ったAM2:00なのでした。