バラと藤とかすみ草

こじらせるだけこじらせたヲタク女がただ気まぐれに書きなぐるだけ。だいたいR18です。ご連絡はTwitter:@sawa_camelliaへ。

【R-18/感想なぐり書き】Rouge et Noir 情報屋 柏木セナ編 Pure Bluff

【R-18作品,ネタバレを含みます。苦手な方は閲覧をおやめください】

 

 

社会の,世界の闇を一人で全て背負ってしまったような彼の物語。
私自身かなり精神的に蝕まれました。まさにnoir
無垢だからこそこんなになるまで頑張ってたわけですね。
必死にあがいて生きていたからこそ,結果としてはこうなってしまったけれど,最終的に死ぬことを選択しなかった彼はとても強い人なのだと思います。
周防さんに出会えていてよかったと心から思いました。
もちろんヒロインとも。

 
会ったら話が合いそう。
スペックどのくらいあるとそれができるの?OS自作したの?とか聞いてしまいそう。
というか聞きたい。

 

それにしても、ヒロイン頑張りましたね。
あの状態でも外部になんとかして助けを呼ばなければセナは間違いなく死んでいたでしょうから…。
なんとかして周防さんに連絡を取ったのかな。
すべてを知っている彼に連絡を取れば,いいようにやってくれそうですもんね。

 

こんな無垢な青年に,やっぱり世界の闇は重たいです。
日本では違法でも他の国ではどうってことない精神薬なんてたくさんありそうですもの。
他の国では簡単に手に入るのに、ここでは手に入らない。
周防さんを裏切ることはしたくない。
薬を餌にすれば彼は簡単に手に入れられるうえに腕がいい、コスパのいいハッカーだったってことでしょう…。
想像でしかありませんが、それを思うと胸が張り裂けそうになりますね。

 

そして終盤,アーレンの置き土産とともに紡がれる言葉が名言すぎます。
「生きるために毒が必要な夜もある」

何回聞いても泣ける。
本当に救われます。
もちろん違法なことはしていませんが,まだまだ若かったころ,お酒にタバコにいろんなものに,溺れられるだけ溺れた日々は無駄ではなかったんだ,と。
どこかに刻んでおきたいですね。
アーレンファンが多いのが頷けます。

 

さあ,私は明日も魔女見習い頑張ろう。